クミワケの問題ができるまで — AIと人の二段チェック
クミワケは毎日1問、新しい問題を出題しています。1人で運営しながら、どうやって問題を用意し、品質を保っているのか。この記事では作問の裏側を紹介します。
良い問題の条件
クミワケの問題には、満たすべき条件があります。
- 16のことばがすべて違うこと
- 4つのグループにきれいに4つずつ分かれること
- そして何より、「ひっかけ」があること
ひっかけとは、あることばが複数のグループに属するように見える仕掛けです。たとえば「ダイヤ」はトランプのマークにも宝石にも見えます。この多義性があるから、ただの分類クイズではなく推理パズルになります。逆に言えば、ひっかけのない問題は簡単すぎて面白くありません。
作問の3ステップ
クミワケの問題は、次の流れで作っています。
1. 候補を作る
まずテーマと16語の組み合わせを考えます。難易度のバランス(やさしいグループからひっかけグループまで)や、過去問とのかぶりも見ながら、候補をまとめて用意します。
2. 「解き手」として解き直す(一意性チェック)
ここが一番大事な工程です。作った本人はもちろん答えを知っていますが、問題はグループ名を伏せた「16語だけ」の状態でも、正しく一通りに解けなければいけません。もし別の分け方でも成立してしまうと、「どっちも正解では?」というモヤモヤする問題になってしまいます。
そこで、作った直後にあらためて解き手の立場で16語を眺め、意図しない別解が成立しないか を確認します。「この語はこっちのグループにも入れられるのでは?」という抜けを、出題前につぶします。
3. 機械的にチェックする
最後に、形式の誤りをプログラムで自動チェックします。語が16個そろっているか、重複がないか、過去問と同じ言葉やグループ名を使っていないか——人の目では見落としやすい部分を機械にまかせ、人は「面白さ」と「ひっかけの成立」の判断に集中します。
二段チェックの考え方
まとめると、クミワケの品質は 「解き直しによる一意性の確認」と「機械による形式チェック」の二段構え で支えています。面白い問題を作ることと、破綻のない問題を出すこと。この2つを分けて確かめることで、毎日安定して出題できるようにしています。
これからも、解いたときに「なるほど!」と思える問題を毎日お届けします。もし「この問題、別の分け方でも解けたよ」という発見があれば、ぜひ教えてください。よりよい問題づくりの参考にします。